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▶ | 遺伝子栄養学 (いでんしえいようがく) | ||||||||||||||||||
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遺伝子レベルで健康を考え、実践する学問 遺伝子栄養学とは、特に健康に大きな影響を与える食の観点から遺伝子レベルで健康を考え、実践する学問であり、予防医学の中核をなすものです。適正な栄養を摂取することにより疾病を防ぐ科学であり、適正なライフスタイルを築く基礎となる科学でもあります。遺伝子と栄養、また、遺伝子とライフスタイルとの関係を知り、これを実践することによって、生命のバランス機能(恒常性維持機能)を回復させたり高めたりすることも可能です。遺伝子栄養学は、栄養さらにはライフスタイルに至るまで、遺伝子の働きや仕組みを解明して、病気や老化を抑制し、健康に役立てる統合的で機能的な概念です。 日本における栄養学は、明治4年(1871年)にドイツ医学を教えていたドイツ人のホフマンによって、栄養の知識が医学の一分野として伝えられ、今日の「栄養学の創始者」「栄養の父」といわれる佐伯矩により、1つの学問として独立、体系化されました。栄養学は、食品や食事の栄養素の研究はもちろんのこと、その時代の背景や環境における国民の栄養状態を観察し、改善に導く役割を果たしています。栄養学が芽生えた大正時代以降、日本の国内状況にともなって変化する国民の栄養状態に対峙し導きながら、伝承経験や医学、生化学など異分野の叡智を結集し、ともに歩むように発展してきました。 遺伝子栄養学は21世紀型の栄養学 21世紀に入り、分子生物学分野の急速な進歩により、ヒトの全ゲノムが解明されて以来、食と健康の関わりも細胞や分子レベルにとどまらず、遺伝子レベルで明らかになってきました。この背景には、食が遺伝子全体にどのような影響を与えるか(ニュートリゲノミクス)、あるいは食で個々の遺伝的な体質をどのように補完していくか(ニュートリジェネティクス)を調べる研究の手法が発展してきたことが挙げられます。このような先端の研究手法を用いることで、核酸などの栄養素が持つ、「恒常性維持機能(病気を防ぐ力、病気を自らの力で治す自然治癒力)を高める」新しい機能性の発見へとつながっていきました。遺伝子栄養学は、これらニュートリゲノミクスやニュートリジェネティクス研究の応用的な概念であるといえます。 遺伝子栄養学は、ニュートリゲノミクスやニュートリジェネティクスのような詳細解析にもとづき、遺伝子レベルで健康を考える21世紀型の栄養学ということができます。遺伝子の働きや仕組みを解明し、自分の遺伝子の個性を知り、栄養や生活習慣を見直すことにより、健康状態の改善や老化の予防、健康の増進を図ります。遺伝子栄養学の修得と実践により、日本の伝承文化を取り入れながらも個々の体質に合った自分らしい食・ライフスタイルを築き、肉体的、精神的、社会的な健康を自分で実現していく、近未来の新しい予防の姿がみえてきます。 |
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