検査サービスのご案内

　検体到着後、約１週間で報告書をお送りします。　

アルコール感受性遺伝子検査（ＡＬＤＨ２遺伝子）

アルコールを代謝する酵素の活性に関わる「ＡＬＤＨ２遺伝子」を検査し、アルコールに強い・弱い・飲めない体質を判定します。アルコールに弱い体質の場合は、食道ガンや肝臓障害など、過度な飲酒が招く疾病にかかりやすい体質といえ、飲酒習慣に注意を払う必要があります。

【検査するアルコール感受性遺伝子】

ＡＬＤＨ２遺伝子（アルデヒド脱水素酵素２遺伝子）

体質的にお酒を飲める人と飲めない人が存在しますが、この体質の違いはアルコールを代謝する酵素の活性の違いによっておこります。ＡＬＤＨ２（アルデヒド脱水素酵素２）はアルコールの分解途中に生じる有害なアセトアルデヒドを解毒する酵素で、ＡＬＤＨ２遺伝子はこの酵素の働きを決定する遺伝子です。ＡＬＤＨ２が低活性型・不活性型の遺伝子の場合、少量の飲酒でも顔面蒼白や頭痛、吐き気などの症状を起こします。つまり、ＡＬＤＨ２遺伝子の違いによって、アルコールに強い・弱い・飲めないといったアルコールに対する体質や、食道ガンや口腔ガン、肝臓障害など過度の飲酒が招く疾病の体質的な発症リスクなどの違いが生じます。

【検査結果と判定コメント例】

検査結果（遺伝子多型）：ワイルド型

アルコールに強く、飲酒しても良い体質です
アセトアルデヒド（アルコールの分解途中に生じる有害物質）を解毒する
ＡＬＤＨ２酵素が正常に働く遺伝子タイプです。
（アルコールの影響を受けやすい体質ではありません）

アルコール感受性遺伝子検査報告書

検査結果（遺伝子多型）：ヘテロ型

アルコールに弱く、飲酒は避けた方が良い体質です
アセトアルデヒドを解毒するＡＬＤＨ２酵素の働きが弱い遺伝子タイプです。
（アルコールの影響を受けやすい体質です）

検査結果（遺伝子多型）：ホモ型

アルコールが飲めない体質です
アセトアルデヒドを解毒するＡＬＤＨ２酵素がほとんど働かない遺伝子タイプです。
（アルコールの影響を受けやすく飲んではいけない体質です）

【検査料金】 税込

11,550 円 　（個人一般会員価格　7,350円）

アルコール感受性遺伝子検査申込書（ＰＤＦ）

　検体到着後、約１週間で報告書をお送りします。　

肥満遺伝子検査（β３ＡＤＲ遺伝子、β２ＡＤＲ遺伝子、ＵＣＰ１遺伝子）

太りやすい人と太りにくい人がいるのは、遺伝子の違いによる基礎代謝量の差が大きく関係しています。
エネルギー産生や脂質代謝に関係する３種類の遺伝子を検査し、検査結果（遺伝子多型）が基礎代謝に与える影響によって肥満体質傾向を判定します。３種類の遺伝子による１日当たりの基礎代謝増減の合計がマイナスだと、摂取したエネルギーを消費しにくい肥満体質であると判定されます。

【検査する３項目の肥満関連遺伝子】

β３ＡＤＲ遺伝子（ベータ３アドレナリン受容体遺伝子）

脂肪組織におけるエネルギー産生に関与する遺伝子です。遺伝子タイプにより最大で１日当たりの基礎代謝量を２００kcal低下させます。日本人の約３４％がこの遺伝子の影響によって基礎代謝が低下しているといわれています。

β２ＡＤＲ遺伝子（ベータ２アドレナリン受容体遺伝子）

脂質代謝に関与する遺伝子です。遺伝子タイプにより最大で１日当たりの基礎代謝量を３００kcal上昇させます。日本人の約１６％がこの遺伝子の影響によって基礎代謝が上昇しているといわれています。

ＵＣＰ１遺伝子（脱共役たんぱく質１遺伝子）

脂肪組織におけるエネルギー産生に関与する遺伝子です。遺伝子タイプにより最大で１日当たりの基礎代謝量を１００kcal低下させます。日本人の約２５％がこの遺伝子の影響によって基礎代謝が低下しているといわれています。

【検査結果と基礎代謝の増減】

肥満遺伝子検査報告書

【検査料金】 税込

32,550 円 　（個人一般会員価格　19,950円）

肥満遺伝子検査申込書（ＰＤＦ）

　検体到着後、約１週間で報告書をお送りします。　

塩分感受性遺伝子検査（ＡＧＴ遺伝子）

塩分の摂りすぎは高血圧や多くの循環器疾患の原因となりますが、塩分の感受性には、遺伝子の違いによる個人差があります。塩分感受性遺伝子検査では「ＡＧＴ遺伝子」を検査し、血圧上昇や循環器疾患発症リスクに影響を与える塩分に対する体質（感受性）を判定します。

【検査する塩分感受性遺伝子】

ＡＧＴ遺伝子（アンジオテンシノーゲン遺伝子）

血圧上昇と塩分摂取の関係には密接な関係があります。体内では昇圧ホルモンと呼ばれるアンジオテンシンⅡ・Ⅲ等が塩分を体内に貯留させ血圧を上昇させます。また、これらのホルモンは血圧を上昇させるとともに、腎尿細管でのナトリウム貯留・再吸収を増加させるアルドステロンの分泌を亢進させます。従って、これらのホルモンの血中濃度が高くなりやすい体質ほど塩分を体内に貯めやすく、高血圧症をはじめとした循環器疾患の危険性が高まると考えられています。ＡＧＴ遺伝子（アンジオテンシノーゲン遺伝子）は、昇圧ホルモンのもととなるアンジオテンシノーゲンの分泌に関与し、その遺伝子多型によって塩分感受性に個人差が生じます。塩分を体内に貯めやすい体質の場合は、塩分の過剰摂取により一層注意する必要があります。

【検査結果と判定コメント例】

検査結果（遺伝子多型）：ワイルド型

塩分の影響を受けやすい体質ではありません
体内に塩分を貯留しやすい体質ではなく、塩分の影響を受けやすい体質ではありません。（食塩非感受性）

塩分感受性遺伝子検査報告書

検査結果（遺伝子多型）：ヘテロ型

塩分の影響をやや受けやすい体質です
体内に塩分をやや貯留しやすい体質で、塩分の影響をやや受けやすい体質です。
（食塩感受性）

検査結果（遺伝子多型）：ホモ型

塩分の影響をやや受けやすい体質です
体内に塩分を貯留しやすい体質で、塩分の影響を受けやすい体質です。
（食塩感受性）

【検査料金】 税込

11,550 円 　（個人一般会員価格　8,400円）

塩分感受性遺伝子検査申込書（ＰＤＦ）

　検体到着後、約１週間で報告書をお送りします。　

遺伝子酸化損傷検査（酸化ストレス検査）

老化を早めたり、生活習慣病を引き起こす大きな原因は、活性酸素による「酸化ストレス」であると考えられています。この酸化ストレスレベルを知り最小限に抑えることが生活習慣病の予防や老化の進行を遅らせる重要なカギとなります。遺伝子酸化損傷検査では尿中に排出される遺伝子ＤＮＡの酸化代謝物である「８－ＯＨｄＧ」を測定し生体内の酸化ストレスレベルを数値化します。

【病気・老化の原因となる酸化ストレス】

酸化ストレスとは一般に、生体内において生成される活性酸素が細胞や遺伝子を酸化させて傷つけようとする力と、生体が持っている酸化に対抗しようとする力の差として定義されています。酸化ストレスの上昇は分子レベルの生体酸化損傷を増加させ、ガン、糖尿病、高血圧といった生活習慣病をはじめとして数多くの疾病や老化の進行につながると考えられています。

【酸化ストレスを上昇させる活性酸素】

活性酸素は生体に必要なエネルギーを作り出したり、体内に侵入した異物を排除するといった重要な働きを持っています。しかしこれが過剰になると脂質過酸化、ＤＮＡ変異、たんぱく質の変性、酵素の失活などをもたらし酸化ストレスを上昇させます。ストレス、タバコ、食品添加物、紫外線、排気ガスなどが活性酸素を過剰に発生させる主な原因となります。

【遺伝子酸化損傷検査の目的】

「遺伝子酸化損傷検査」は生活習慣病の発症や老化を早める大きな原因と考えられている生体内の酸化ストレスの大きさを数値化することで、生活習慣改善や生活習慣病予防などの指標としていただくことを目的とした検査です。特定の疾病の診断や進行度の判定を目的とする検査ではありません。

正常範囲：20.00ｎｇ／ｍｌ　ＣＲＥ未満（ＫＹＧ協会設定値）

遺伝子酸化損傷検査報告書

【検査料金】 税込

11,550 円 　（個人一般会員価格　7,875円）

遺伝子酸化損傷検査申込書（ＰＤＦ）

　検体到着後、約３週間で報告書をお送りします。　

郵送血液検査

採血キットを使用して指先から一滴の血液を採取するだけで、１３種類の血液検査を行い、６項目の健康チェックができます。血液データによる生活習慣病のセルフチェックが自宅でカンタンにできる郵送血液検査です。

※この検査は検査結果のみを通知するもので、疾病の発見や病態を診断するものではありません。検査結果はあくまでも個人の責任において自己の健康管理に役立てていただくものです。もし、体調不良、健康不安がある場合は医療機関で医師にご相談ください。

採血キット

郵送血液検査報告書

【検査項目】

１．栄養状態　・・・　血清総たんぱく、血清アルブミン

血清総たんぱくは、体のバランスが維持されているか、肝臓、腎臓の機能が正常に働いているかなどを調べる検査です。アルブミンは肝臓機能と深くかかわり、肝臓の状態を知る指標として重要です。

２．肝機能　　・・・　GOT、GPT、γ－GTP

ＧＯＴ、ＧＰＴとも肝臓の細胞が壊されると血中に流出し、これらを調べることで肝臓の状態を知ることができます。γ‐ＧＴＰは飲酒、脂肪肝や肝炎で細胞が障害を受けると血液中に増加してきます。

３．脂質　　　・・・　総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロール

総コレステロールや中性脂肪の上昇は動脈硬化を進行させ狭心症や心筋梗塞等の原因となります。ＨＤＬコレステロールは動脈硬化を予防する働きがある為、低値の場合には注意が必要となります。

４．血糖　　　・・・　血糖値、ヘモグロビンＡ１ｃ

血糖値やヘモグロビンＡ１ｃは糖尿病の判定に用いられます。ヘモグロビンＡ１ｃは、１～２ヶ月の血糖の変動を反映し、高値の場合は糖尿病を示唆します。

５．腎機能　　・・・　血漿の尿素窒素、クレアチニン

尿素窒素、クレアチニンとも腎臓の排泄機能の低下で血中濃度が上昇するため、腎機能障害の発見に用いられます。

６．痛風　　　・・・　尿酸

核酸の構成物質のひとつであるプリン体の最終代謝物質です。尿酸は痛風の観察を目的に行います。

【検査料金】 税込

１回コース 6,300 円 　（個人一般会員価格　6,090円）

４回コース 25,200 円 　（個人一般会員価格　24,360円）

※４回コースは初回以降、４・８・１２ヶ月後の計４回検査キットをお送りします。

郵送血液検査申込書（ＰＤＦ）

　検体到着後、約１週間で報告書をお送りします。　

郵送検査の流れ

・申込書にご記入のうえＦＡＸにてお申し込みください。

　ＦＡＸ　03-3249-5055

・ＫＹＧ協会より検査料金のお支払いに関するご案内を

　お送り致しますので郵便振替にて検査料金をお支払い

　ください。

↓

（お支払いを確認次第、検査キットを発送します）

　・取扱説明書を事前にお読みのうえ、検査キットを使用

　して検体を採取してください。

　・返信用封筒にて検体と問診表等をご返送ください。

↓

　・検査を行い検査報告書をお送りします。

発ガン物質感受性遺伝子検査報告書

　【報告書送付までの日数の目安】

アルコール感受性遺伝子検査報告書

　　・遺伝子診断：検体到着後約１週間

肥満遺伝子検査報告書

　　・遺伝子酸化損傷検査：検体到着後約３週間

　　・郵送血液検査：検体到着後約１週間

郵送型検査の料金ご案内（一覧表） 　※価格はすべて消費税込み

　・遺伝子診断

　発ガン物質感受性遺伝子検査

11,550 円

（個人一般会員価格　7,350円）

　アルコール感受性遺伝子検査

11,550 円

（個人一般会員価格　7,350円）

　肥満遺伝子検査

32,550 円

（個人一般会員価格　19,950円）

　塩分感受性遺伝子検査

11,550 円

（個人一般会員価格　8,400円）

・遺伝子酸化損傷検査

11,550 円

（個人一般会員価格　7,875円）

・郵送血液検査

１回コース

6,300 円

（個人一般会員価格　6,090円）

４回コース

25,200 円

（個人一般会員価格　24,360円）